<絵葉書>
Piet Mondrian : Woods near Oele, 1908
29 June
すごく寒い
今日、新しいホストファミリーの家にタクシーで引っ越しをした。
ジーザスグリーンも鉄の橋も渡れないのかと思うと寂しい。
今度の部屋はかなり広い。けど、かなりよごれていたので自分で掃除をした。
引っ越しの時はトレイシーも来てくれて助かったし、Mrs.Smartt はとても厳しそうだが、時々英語のスペルも聞いてくるし、綺麗な英語を話すので、耳を傾ける気になる。
食事も相当良い。
今日は久しぶりに魚を食べた。
Mrs. Braybrook は下町の人情味のあるおばさんという感じで、別れる時はやはり辛かった。
とても可愛がってくれたからね。
シティセンターにトレイシーと行ったけど、同じ学校の人は会わなかった。
皆去ってしまったのだ。
H子もまた去った。
トレイシーと2人でコーチステーションまで見送りに行った。
H子は少し泣いていた。
明日はトレイシーが去る。
なんだか落ち着かない日々だ。
登場人物・場所
トレイシー | 台湾人・クラスメイト | 20 | 女 |
Mrs.Smart | イギリス人・新しいホストマザー | 60代? | 女 |
Mrs. Braybrook | イギリス人・前のホストマザー | 60代? | 女 |
H子 | 日本人・同じ語学学校上級クラス | 20代前半 | 女・大学生 |
※ 日本人はイニシャルで表記。
ジーザスグリーン | シティセンター近くにある芝生広場・語学学校の仲間とよく過ごした場所 |
コーチステーション | バス停。空港や他の街へ行くバズの発着がある。 |
解説
前日の28日は金曜日で、今日29日は土曜日です。1つのタームが終わったので、学校を去る人、ステイ先を変わる人は、週末の間(土曜日か日曜日)にはホームステイ先から出なければなりません。
私は、留学期間中に3つのホストファミリーにお世話になったのですが、この日は1つ目のホストファミリーから2つ目の家Mrs. Smart宅に引っ越しをした日でした。
私と入れ替わりに、日本人で大学生のH子さんがMrs.Smart宅を出て、日本に帰国する日でもありました。
トレイシーと私はH子さんをバス停まで見送りに行きました。
ずっと後の話になりますが、私が帰国する為、コーチステーションから空港へ向けて出発した時には、日本人のSさんが見送りに来てくれました。
このように、残る者は見送り、去る者は見送られる、というのを繰り返すのが語学学校でもあります。
大学留学などとは違って短期留学者や長期留学者など、人によって留学する期間が全く違うので、生徒の入れ替わりが結構あるのです。
さて、私はこの日からMrs.Smart宅でお世話になる事になりました。
引っ越しはタクシーでし、引っ越しの手伝いにトレイシーが来てくれた事もあり、考えていたよりスムーズにいきました。
私もトレイシーが去った後に、彼女の自転車の処理を頼まれたりして、お互い持ちつ持たれつ助け合って過ごしました。
今度のホストマザーの英語は綺麗で聞き取りやすかったです。
食事がおいしい、というのはH子さんから聞いていたので期待していたのですが、その通りでした。
前のホストマザーの家では、環境面が良くなかった事もあり引っ越す事に決めたのですが、同じ料金で家によってこうも違うものか、と本当に思いました。
参考: イギリス人老夫婦家庭でのホームステイ体験談(ケンブリッジ)
参考: イギリス人老婦人家庭でのホームステイ体験談(ケンブリッジ)
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