私が留学している間、大きな風邪を2回ひきました。その他、お腹を下した日々が続いたのが1回、嘔吐したのが1回ありました。
結局は回復したのですが、その時の様子と原因、反省点を紹介します。
風邪
留学中、大きな風邪を2回ひきました。誰かの風邪をもらったのではなく、自発的にひいたようです。
2回とも、イギリス人老婦人の家でホームステイしていた時でした。9月頃と翌年の6月頃です。9月に引いた風邪は咳がひどくて、鼻声になり、熱も出てきました。典型的な風邪症状ですが、風邪薬を日本から持って行ってませんでした。
熱があり辛かったのですが、シティセンターのブーツの中にある薬局までなんとか行き、薬剤師さんに熱がある事を伝えて風邪薬を買いました。透明のオレンジ色の錠剤だった記憶があります。
これで楽になれる!と思って服用したところ、翌日身体中に湿疹ができてしまい、服用を止めました。服用を止めて、何日かすると湿疹はひいていきました。
この時ばかりは、本当に「日本に帰りたい」と切実に思い、まだ学期の途中で授業料も振り込んでるけど、風邪が治ったら絶対に日本に帰るとそればかりを考えていました。
ホストマザーは、時々サンドイッチと飲み物をを作って部屋まで持ってきてくれましたが、寝ている間はとても心細く感じており、学校も休まなければなりませんでした。
結局、4、5日ベッドで寝ていると自然治癒してスッカリ元気になりました。あれほど「日本に帰る」と思っていたのですが、元気になるとまた語学学校に行って、英語の勉強を続けることができました。
風邪を引いた原因
- 留学中一番の目的であるケンブリッジ英検のコースを無事取れる事がわかりホッとした。
- 学生ビザの延長も兼ねて、友達と一旦フランスへ旅行に行った。
- 季節の変わり目で、寒い時もあった。
丁度英語集中コースも終わって、賑やかな夏休みも過去のものとなり、ホッと気が緩んでいました。そこへ、海外旅行へ行くという事をしたので、疲れが出てきたのだと思います。
また、季節の変わり目でもあり、9月のイギリスは寒く感じる時もあったのでバランスを崩し、それらが風邪を引いてしまった原因ではないかと考えています。
嘔吐
これもイギリス人老婦人の家でホームステイしていた時の事です。ホストマザーは料理が上手で、カップケーキ等のスイーツも全て手作りでした。ところが、一度に沢山スイーツを作るので、何日間か食べることになります。
ある時、作ってから何日か経ったカップケーキが少し脂っこく感じた時がありましたが、いくつか食べました。そして、翌日何回か嘔吐することになったのです。
しかし、この時同じカップケーキを食べたスイスフランスのハウスメイトは何ともありませんでした。ですから、私の体の調子が悪かったのだと思います。
この時も日本から胃腸薬を持って行ってませんでしたが、悪いものを全て出し切ってしまえば快方に向かい、比較的早く1日か2日で自然に元気になりました。
嘔吐の原因
- 作ってから何日か経過したカップケーキを食べた。
- 食べ過ぎた。語学学校から帰ってきて3時30分頃にカップケーキを何個か食べ、5時30分頃にはボリュームのある夕食を食べた。
- 自分が心身共に疲れていた。同じカップケーキを食べたハウスメイトは何ともなかった。
嘔吐したのは、7月頃だと思うのですが、7月は語学学校も夏休みの短期留学生で一杯になり、またクラスの人数もマックスに近い状態でした。
先生は悪くはなかったけれど夏休みの為に来た非常勤の先生で、全てにおいて自分の希望とは違うかったのだと思います。英語の勉強も早く上達したくて、かなりハードにこなしている頃でした。
自分が心身共に疲れていた時に、少し時間の経過したカップケーキを食べ、その後夕食を全て食べたので嘔吐につながったのだと今でも思います。要するに食べ過ぎですが、色んな面でも無理をしていたのが原因だと思います。
参考:夏休みの語学留学(イギリス・ケンブリッジ語学学校の様子)
下痢
留学中は日本にいた頃よりも、快便快調の日々が続いていたのですが、ある時からお腹がゆるい日々が続きました。ホストマザーが急に入院する事になり、ホストマザー不在の生徒だけで生活する日々が1週間程続きました。イギリス人老婦人宅でホームステイしていた時の話です。
その後、ホストマザーのお友達(老婦人)が来て食事や洗濯などのお世話をしてくれてはいましたが、急に学校からステイ先を変わるように言われました。この時くらいからお腹の調子が悪くなってきました。
下痢の原因
- ホストマザーの事が心配だった。
- ホストマザー不在の為、食事を自分で用意する事になった。→レトルト食品が多くなった。
- 勉強の他に家事も少々する事になり、負担が増えた。
- 語学学校よりステイ先を変わるように言われたその2日後には引越しをした。→急な環境の変化
- 少し前に風邪をひいており、この時は治ってはいたものの、身体が回復しきってなかった。
この時はとにかく忙しかったです。勉強と家事の両立。そして、急な引越しで荷物を慌ててまとめたり、次のステイ先へ挨拶に行ったりしました。色んな要素が絡んでお腹が緩い日が続いていたのでしょうが、一番の原因はストレスだと思います。
次のステイ先に無事引っ越して心身共に落ち着くと、お腹の調子も元に戻ってきました。
反省点① 常備薬を持って行って無かった事
こうして振り返ると、全ての体調不良は2軒目のホームステイ先(イギリス人老婦人宅)でおこっていますが、丁度疲れや気の緩みが出てきていた時と重なっていたのでしょう。
風邪、嘔吐、下痢は運良く自然治癒する事ができたものの、一番反省するべき点は日本から常備薬を持って行ってなかった事です。
風邪の引き初めの頃に語学学校にいる日本人留学生に、風邪薬を持ってきてないかを尋ねたのですが、私を含め誰一人持ってきてませんでした。
結局現地で薬を買って服用しましたが、副作用の湿疹がでました。このように海外の薬が合わない場合があるので、これから留学に行かれる方には是非常備薬を持っていく事をお勧めします。
留学に最低限持っていくとよい常備薬
- 風邪薬
- 整腸剤
- 胃薬
- 鎮痛薬
私の場合は重篤な病気ではなかったので、常備薬を持って行っておけばもう少し楽にそして早く治ったのかなと今更ながら思います。
反省点② 海外保険を使って医者に行かなかった事
二番目に反省するべき点は、せっかく海外保険に加入していたのにそれを使わず、医者に行かなかった事です。
海外保険を使って医者に行かなかった理由
- 状態を説明できるほどの英語力が無かった。
- どのようにして病院を受診するのかがわからなかった。
- 海外保険に加入していても一旦は診察代を自分で支払い、その後保険会社に請求するので、その作業が手間だった。
- 一旦支払う診察代がどのくらいかかるのかがわからなかった。
- 処方箋が出た場合、外国の薬が合うかどうかが心配だった。
- 風邪の最盛期は、全く動けなかった。
上記のような理由から、医者に診てもらいませんでした。イギリスは今私が住んでる大阪のように開業している病院が沢山無いので、ちょっと診てもらうという事がしにくい感じです。
私の場合は自然に治るとどこかでわかっていたので、煩わしさの方が大きく感じ、結局お医者さんには診てもらわなかったというのもあります。
しかし、もっと重篤な病気になる可能性もあったのだから、初めにホストファミリーや学校の事務所に医療機関の事を聞いておくべきだったと思います。そうすれば、気軽に医者に診てもらえたのではないかと思います。
実際、語学学校のパンフレットには病気になった時は、ホストファミリーが医者に予約を取ってくれる、もし予約するのに問題があれば、学校の担当者がアレンジしてくれると書いているのを後から見つけました。
もっと学校やホストファミリーを頼って、医者に診てもらってもよかったなと思います。
最後に
意気揚々と始めた留学生活ですが、自分が生まれ育った所とは、言葉、食事、気候、何もかもが違います。楽しい事も沢山ありますが、ストレスも沢山かかります。
身体も心も疲労した時に、風邪などの病気にかかりやすので、元気に留学生活を送るためには、なるべく無理せずリラックスすることがポイントだと考えています。
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