1年間のイギリス・ケンブリッジ語学留学の間に、ホームステイ先が4回替わりました。(同じ家庭に2度お世話になっているので、場所で言うと3軒になります。)
また、年末年始は、ステイ先に滞在できなかった為、ルームシェアで2〜3週間ほど過ごしました。今回は、最初のホームステイ先での生活をご紹介したいと思います。
語学学校(GRANGE ROAD)から自転車で30分ほどの場所にある、ARBURY ROADに面した家でした。
ディタッチドハウス(二軒続きの家)が多く並ぶ、わりと庶民が住むエリアのようです。期間は、4月からの約3ヶ月間です。
ホームステイ先の家族構成
- イギリス人老夫婦(60代〜70代)
- ペットは猫。
- ハウスメイトなし。(ただし、受け入れる場合もあり。)
これまでに何人も留学生を受け入れているとても感じのよい老夫婦で、愛情たっぷりな方々でした。
到着が土曜日でしたので、語学学校が始まる月曜日まで、とても心細かったのですが、その方の友達が遊びに来てるからリビングで一緒にお話しをしよう、と誘ってくれました。
翌日の日曜日には、車でフラワーセンターに連れていってくれたりもしました。
英語はさっぱりわからなくて、聞くのも話すのも大変でしたが、何か親切な気持ちはとても伝わってきました。
また、語学学校までは自転車でも30分ですので、とうてい歩ける距離ではありません。
自転車を買うまでは、車で2回から3回ほど送迎をしてくれました。
そして、私が学校へ行く時と帰ってきた時には、必ずホストマザーが頬っぺたにキスをしてくれました・・・。
これは、日本人の私の習慣にはありませんので、対応に苦戦しましたが・・。
部屋
- シングルルーム。
- ベット、机、テレビ、ラジオ、ワードロープあり。
ただし、テレビをみようとしたら、映りませんでした。
ベッドのシーツは、週に一回必ず取り替えてくれていました。
部屋の掃除も行き届いていました。
難を言えば、ベットです。どうもマットがとても柔らかくて、体が半分に折れている感じがするものでした。
それから、イギリスは4月でも寒いのです。特に大阪から行くと寒く感じます。
部屋にオイルヒーターはついてはいるものの、5月中旬になるくらいまで、部屋がずっと寒かったです。
しかし、そんなものなのだろうと思い、そのまま2ヶ月半をその部屋で過ごしました。
食事
朝は、主に食パン、ジャム、紅茶とヨーグルト。
夜は、主にお米を使った食事をよく出してくれていました。必ず、毎日デザートもついていました。
ホストファミリーと一緒に食事をするということは一度もありませんでした。
時間になるとちゃんと台所のテーブルに置いておいてくれています。
途中から気がついたのですが、夜の食事はだいたい、冷凍食品かレトルト食品でした。
洗濯
週に1回〜2回くらいのペースで洗濯してくれました。
大きめの洗濯袋があり、そこに洗濯物を入れて部屋においておくと、学校に行ってる間に持って行ってくれます。
翌日にはまた洗濯袋に入って、洗濯されたものが戻ってくる、という仕組みでした。
ホームステイ先も慣れているので、システム化されていました。
ただし、下着類や靴下などは、自分で毎日洗面所で洗いました。
壁にオイルヒーターが設置されているので、そこの近くに干しておけば、翌日には乾いています。
日本のように毎日洗濯して、外に干すという習慣がなく、乾燥機で乾かすため、やはり洗濯は週に1回〜2回と日本に比べて少なかったです。
お風呂とトイレ
お風呂とトイレが同じスペースにある、ユニットバスでした。かなり狭かったです。
お風呂は、シャワーのみで、バスタブにお湯を貼ることはできませんでした。
イギリスは、5月でも寒く感じたので、4月から5月に湯船につかれないのは、かなり辛いものがあったのを覚えています。
トイレは家に2箇所ありました。家の人と重なるという事がなく、これはなかなか快適に気をつかうことなく、使用できました。
だいたいどこの家庭でも、トイレは2箇所あるようでした。
電話
ホームステイ先に到着した時に、コレクトコールで一度だけ家の電話を使わせてもらいました。
当時は、自分の携帯などありませんでしたので、その他は公衆電話を使っていました。
ホームステイの感想(よかった点)
当時、私が住んでたエリアには、語学学校と提携した家族が沢山ありました。
ですから、近所に同じ語学学校の生徒さんが沢山いて、土曜日や日曜日に一緒に遊びました。
平日の夜には近くのパブ(住宅街でもパブはありました。)に集まったりして、よく話をしました。
また、お互いのホストファミリー宅にも行ききができて、自分のホストファミリー以外のイギリス人ファミリーとも接する機会が得られたのは楽しかったです。
周りに自分が思った以上に生徒がいたので、孤独を感じにくかったです。むしろ、楽しくて刺激的でした。
引っ越しする事になった理由
1年の滞在を予定していたので、なるべくずっと同じ家でお世話になろうと考えていました。
ところが、他の家庭にホームステイしている友達の話を聞くと、少し食事面や環境面で差があることがわかりました。
- 夕食は手作りではなく、毎日レトルト食品か、冷凍食品である。
- 部屋が寒く、ベッドのマットが柔らかすぎて体が折れてしまう。
ホストファミリーは、とても温かくよいご夫婦だったのですが、近所のイギリス人の子供に何度かからかわれた事もあり、学校の事務室に相談して、他のホストファミリーを探すことにしました。
学校の事務室にステイ先を変更したい旨を伝える際に、このような理由で良いのかとも思いましたが、担当の方は、部屋が寒いホームステイ先はブラジルから来る留学生などには紹介できないから、そういう情報はとてもありがたいのだ、と言ってくれました。
そして、割と早い段階で次の家庭を紹介してくれることになりました。
3度のホームステイ体験
以上が1回目のホームステイ体験でした。2度目と3度目については下の記事にまとめています。あわせて読んでみてください