<絵葉書>
Piet Mondrian : Dune 4, 1909/1910
4 July
今日は全く元気が出ない1日だった。
英語を話すのがとても嫌になり、授業も殆ど聞いてなかった。
アレルスのクラスでも何も言わなかったら、ヘザーがどうやら心配してくれたらしく、「あんまり勉強しすぎずに、簡単な本を読んだり、音楽を聞いたり、12月までいるのだったら、バカンスに出かけるのもいい。」とアドバイスしてくれた。
全くその通りだと思うが...。
今のクラスは人数が多いし、若い韓国人とブラジル人ばかりなので何か落ち着かない。
でも、クラスは変えない事に決めた。
ちょっと、頑張る。
登場人物
ヘザー | 語学学校の先生・イギリス人 | 40代から50代? | 女性 |
解説
7月に入ってからは、クラスやクラスメイトに不満があって、とても疲れてきていました。
「もっと勉強しなくては!」という気持ちが強くなっている反面、「もう英語を話したくない。」と思うほどに、海外生活にもストレスを感じはじめていました。
4月から6月の3ヶ月間は、気の合う友達も多くて、初めてのイギリス生活に刺激を感じ毎日がワクワクの連続でした。
ストレスもありましたが、遊びでうまく解消する事ができていたのでした。
7月からは、クラス・クラスメイト・ホームステイ先まで変わったので、また初めから新しい環境に慣れる必要があった事も、海外生活に疲れを感じてきた要因だったと今なら分析できます。
そして、9月から始まるケンブリッジ英検(Cambridge First Certificate in English)のクラスにどうしても入る為には、7月と8月は、「バカンスになど行ってられない。」と思い込み、自分を追い詰めていました。
7月と8月も語学学校に通い続け、9月からのケンブリッジ英検コースには入れましたが、この2ヶ月間、語学学校で勉強したから席を確保できたのかどうかはわかりません。
どちらか1ヶ月、語学学校を休んでバカンスに行っていても、ケンブリッジ英検コースの席は確保できていたのではないかとも考えられます。
旅行先でも英語は沢山使いますので、語学学校を1ヶ月休んでもよかったし、むしろそうするべきでした。
ホームステイ代だけ払えばよく、授業料は払わなくてすむので、その費用で旅行くらいには行けたでしょう。
もしバカンスに行かなくても、ヘザーの言う通り、簡単な本を読んだり、音楽を聞いたりして英語漬けの毎日から距離を置いた方がいいよ、と過去の自分に言いたいです。
どんな事にでも当てはまりますが、何事も頑張りすぎない、自分を追い込まない、そして、リラックスの時間をとったり、バカンスに行く方が、結局は目標達成への近道なのだと、今ならわかります。
参考: 6月30日 イギリス留学中のストレス解消は、日本語で思いっきり話すこと。
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