ホームステイする場合は、ホストファミリーへのお土産はあった方がいいでしょう。
外資系の会社で働く友達(イギリス・ケンブリッジで知り合いました。)にも協力してもらい、職場のイギリス人の方々にお土産には何が喜ばれるかを聞いてもらいました。
実際に私が用意したお土産も含めてご紹介します。
若い世代のファミリー
イギリス・ケンブリッジで知り合った友達は、現在外資系の会社で働いています。同僚のイギリス人の方々にお土産には何がいいのか聞いてもらったところ、
- 柿の種
が日本に住むイギリス人に人気のお菓子No.1だったそうです。イギリス人だけではなくドイツ人や他の国の方々も「柿の種」はお気に入りという事でした。
スーバーに行くと、様々な種類の「柿の種」が売られています。色々な柿の種が入ったアソートパックも売られており、確かにお土産の1つとして持っていくと面白いと思います。
※この結果はあくまでも個人調べです。
全てのファミリー
ホストファミリーの家族構成に関係なくお土産として思いつくのは、やはり日本の伝統的なものだと思います。
- 折り紙
- 扇子
- 風呂敷
- 抹茶系お菓子(キットカットの抹茶味など)
これらの物は、小さくて軽くかさばりません。持っていくには丁度よいアイテムと思います。私は、最初のファミリーには風呂敷を持っていきました。
実際、友達の同僚のイギリス人の方は、「柿の種」の他に「風呂敷もいいね。」と話していたそうです。風呂敷は色々な柄があるので、テーブルクロスのように使ったり、壁に飾ることもできます。最近では、くくり方次第でティッシュケースカバーになったり、鞄のようにもなりますから、使い方が沢山あります。
私の場合はファミリーにお土産(風呂敷)を渡しただけで、使い方の説明は特にしませんでした。着いたばかりで英語もそんなに話せなかったからです。とても喜んではくれましたが、その後その風呂敷を見たことはありません。受け取った時に見てくれて、以前にも日本人の留学生を受け入れた時にもらった事があると話していました。
これまでに何人も日本人を受け入れているファミリーの場合は、既に沢山の風呂敷や折り紙、扇子などの和風アイテムを持っているようです。その場合は色々とファミリーに作ってあげたら喜ばれると思います。私もそうすればよかったと今は思います。
特に子供のいるご家庭では、折り紙で手裏剣やかぶと、動物モチーフを折ってあげると楽しくコミュニケーションがとれることでしょう。
しかし日本人とはいえ、折り紙や風呂敷の使い方は実はそんなに知らないものです。この機会に何パターンか覚えておくと、ファミリーだけでなく語学学校にいる他の国の留学生の方々にも、喜んでもらえると思います。
余談ですが、スペインへ旅行に行った知人がお土産に抹茶のキットカットを渡したら、とても喜んでもらえたそうです。キットカットは世界中にありますが、抹茶テイストは日本だけのようです。
子供がいるファミリー
上記の「柿の種」は若い世代の大人にはいいかもしれません。おつまみにもピッタリです。でも子供には「柿の種」は辛くて固いです。そこで、日本の子供にも人気のあるお菓子をお土産に考えてみました。
- 果汁グミ
- カルピス系お菓子
日本でも「ハリオ」などの外国製のグミをよく見かけますが、日本のものと比べると大雑把な感じがします。
それに比べて、日本の「果汁グミ」「コロロ」「ピュアラルグミ」は本当に果実そのものを食べてるような食感で味も本物に近い気がします。パッケージにも漢字やカタカナが使われており、写真も美しいです。
カルピスは、私達が子供の頃からある本当においしい飲み物だと思います。日本人ならカルピスと共に子供の頃の記憶があると言えるのではないでしょうか。そのような事も話してみると、親睦が深まるきっかけになるかもしれません。
以前テレビ番組で見たのですが、スウェーデン人の方が、初めて日本に来た時にカルピスウォーターを飲んですごくおいしい!と感じたそうです。今回日本に又来ることになり、友達にも「すごく美味しいから!」と勧めて、真っ先に空港の売店でカルピスウォーターを買って飲んでいる様子を見て思いつきました。
カルピスの美味しさは世界共通なんですね。
残念ながら、カルピスは液体なのでお土産として持って行きにくいです。そこで、カルピスの味がするお菓子を調べてみました。
- カルピスグミ
- カルピスマシュマロ
- カルピスゼリー
などがあります。カルピスウォーターやカルピスに比べると甘さが前面にきますが、持ち運びには便利です。他にも色々あるみたいですので、スーパーで探してみてください。
お年寄りのファミリー
ホストファミリーがお年寄りの場合は、「柿の種」は固いし、「果汁グミ」や「カルピス系お菓子」は甘くて合わないかもしれませんね。
イギリス人老夫婦、イギリス人老夫人のお宅でお世話になりましたが、お菓子を食べてる姿をあまり見かけませんでした。ただ、ビスケットをお供に、紅茶を飲んでいる姿は本当によく見かけました。そういう経験から、
- 日本製の紅茶(ティーバック)
- 日本製のクッキーやビスケット
- 抹茶系ドリンク(抹茶ラテなど)
をお土産に思いつきました。日本製の紅茶を持っていくと、日本でも紅茶を栽培しているという事も知ってもらえますし、珍しがってもらえると思います。
ティーバックがなければもちろんリーフティーで大丈夫ですが、ティーバックの方がお年寄りには手軽で便利かなとは思います。ただ日本製の紅茶はイギリスでよく飲まれているP &Gの紅茶に比べると味が薄いと感じるかもしれません。また日本製の紅茶はどこでも売っている訳ではなく、手に入りにくいのが現状です。
抹茶系ドリンクはスーパーに沢山売られていて、しかも箱には飲み方の英語表記もありますのでオススメです。
最後に
私の場合1年間の語学留学の間に、3つの家庭でお世話になりました。最初のファミリー宅へのお土産は、風呂敷を日本から持っていきました。
ところがその後2回引越しをしましたので、日本からのお土産は用意できませんでした。そこで、紅茶やクッキー、ジャムを現地で買ってお土産としましたが大変喜ばれました。
その時に、結局のところお土産は何でもいい、と思いました。
とはいえ、もし今私がイギリスへホームステイに行くのであれば、何をお土産に持っていくかなと考えて紹介してみました。きっと上記のものを色々と取り混ぜて持っていくと思います。
ファミリー別に紹介していますが、そこはあまり気にせずに参考にして頂ければ幸いです。
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